※この記事にはPRが含まれています。

ギャンブル依存症 家族の方へ

【家族へ】ギャンブル依存症当事者に対する対応で気をつけるべきこと

2020年8月30日

読者の悩み

夫や妻がギャンブル依存症で、借金をしているにも関わらずギャンブルを続けている

 

今回は、この悩みについて書いていきます。  

 

本記事を書いた人

僕は、ギャンブルをやめて2年半以上が経過し、ギャンブル依存症から回復しつつあります。

 

僕がギャンブル依存症から回復できている理由はさまざまありますが、大きな要因として家族の協力があります。

 

本記事では、ギャンブル依存症の僕目線で、ギャンブル依存症当事者に対するNG行動と回復する為にやるべき事について書いていきます。

 

本記事を読むことで、ギャンブル依存症の夫を持つ妻や家族がギャンブル依存症の夫とどの様に関わっていけば良いのかを考えていただきたいと思っています。

 

もし、本記事に対して意見やアドバイスがあれば、コメントしていただければと思います。参考にしたり、僕の意見も返信したりしたいです。

 

皆でギャンブル依存症と向き合っていけるそんな記事になればと思います。

 

【家族へ】ギャンブル依存症当事者に対するNG行動3選

ここでは、ギャンブル依存症当事者に対するNG行動3選について解説していきます。

 

ギャンブル依存症に対するNG行動3選は、以下のとおりです。

 

  • 本人の考えに共感すること
  • 本人の発言、行動を信用すること
  • 本人の更生に協力しない

 

これらをギャンブル依存症当事者にやってしまうと、本人の回復の妨げとなる可能性があるので注意が必要です。

 

順番に解説します。

本人の考えに共感すること

まず一つ目は、本人の考えに共感することです。

 

ギャンブル依存症当事者は、周りに共感を求めます。

 

その共感を得ることで、ギャンブルや借金を正当化し、ギャンブルを続ける理由をつくろうとします。

 

ですから、絶対に共感はしないでください。

 

僕は過去に、「自分は悪くない!悪いのはギャンブルだ!」「僕と同じような人間は世の中にたくさんいる!」と妻に言っていました。

 

自分勝手に物事を考え、自分を正当化しようとしていたんです。

 

それに対して妻は、決して共感することなく僕のことを否定し続けました。

 

その時の僕は、「なんでわかってくれないんだ!」と妻に対して反抗していたのですが、しばらく経って妻の言っていることが正しいと思えるようになってきたのです。

 

それをきっかけにギャンブルに対する考え方も変わっていきました。

 

僕が読んだギャンブル依存症に関する本にも記載されていましたが、ギャンブル依存症の人は精神が病んでいて正常に物事を判断できないようになっているんです。

 

そういう人たちに周りが共感してしまうと、本人は自分が正しいと思い、またギャンブルを始めてしまいます。

 

「君だけじゃないよ」「もっとひどい人もいるよ」とかそういう寄り添う言葉は良くないです。

 

しつこいですが、絶対に共感してはいけません。

本人の発言、行動を信用すること

二つ目は、本人の発言や行動を信用することです。

 

僕もそうでしたが、ギャンブル依存症の人は「次は絶対やらない」「もう懲りた」「次やったら○○してもいい」など、自分を信用してくれと言ってきます。

 

「よくもまあそんなことが言えたな」と今では思いますが、やはりギャンブル依存症の人は精神が異常なので正常な判断ができなくなっています。

 

そんな人を信用したらどうなるかと言ったら、言うまでもなくギャンブルに直行します。

 

ですから、絶対に信用しないでください。

 

僕の妻は、お金に関しては一切僕を信用していません。

 

信用したい気持ちはあると思いますが、信用したらどうなるかはわかっているんでしょう。

 

心を鬼にして、ギャンブル依存症の人を信用しないでください。

本人の回復に協力しないこと

さいごは、本人の回復に協力しないことです。

 

ギャンブル依存症は、本人1人では克服することは絶対にできません。

 

ですから、周りも一緒に本人を回復させるべく協力していかなければいけないのです。

 

僕の場合、妻と両親が徹底的に僕に寄り添ってくれて、一緒にギャンブル依存症から回復させるために協力してくれています。

 

具体的に何をしてくれているかというと、

  • 借金の立て替え
  • ギャンブルができない環境づくり
  • 真剣な話し合いの場を持つことによる考え方の改善

 

この3つだけですが、かなり効果は大きいです。

 

僕もギャンブルを辞めて日が浅いですが、辞め続けていく為には定期的に妻や家族との話し合いを設け、しっかりギャンブル依存症と皆が向き合う時間を作っていくことが大切だと思います。

【家族へ】ギャンブル依存症を克服させるためにやるべきこと3選

ギャンブル依存症を克服させるためにやるべきこと3選は、以下のとおりです。

 

  • 借金の立て替えをする
  • 本人のお金を徹底して管理する
  • 定期的に個人信用情報を開示して借金の有無を確認する

 

詳しく解説していきます。

借金の立て替えをする

まずは、借金の立て替えをすることです。

 

なぜなら、僕がギャンブル依存症を克服できた最大の要因が借金を立て替えてもらったことだからです。

 

とはいえ、誰しもが借金の立て替えしてもらえばギャンブル依存症を克服できるとは限りません。

 

立て替えをする際は、本当にその当事者がギャンブル依存症を克服する気があって、立て替えた借金も返済するのかを判断する必要があります。

 

しかし、正直これはかなり判断が難しいです。

 

僕の場合、ギャンブルをしていた理由が借金を返済する為だったのでした。

 

ギャンブルをしなければ借金を返せないという状況に追い込まれていた為、快楽など求めていなかったんです。

 

もちろん最初は、快楽とお金欲しさにやっていました。 しかし、借金地獄に陥ってからはどうにかして借金返済しなければと必死になって、それがとてつもなく苦痛でした。

 

借金を立て替えてもらった後は、借金返済が楽になり、ギャンブルをする理由がなくなっていました。

 

僕と同じような人にとっては、借金の立て替えはかなり有効ではないかと思います。

本人のお金を徹底して管理する

これは絶対やった方がいいし、逆にやらない理由がわからないくらいです。

 

具体的には、次のようなことです

 

  • 現金はその日に必要な分だけ渡す
  • キャッシュカード、クレジットカードは持たせない
  • 使ったお金のレシートは必ず提出させる

 

かなり面倒なことをするのですが、効果はめちゃくちゃあります。

 

  •  必要な分だけしかお金が手元にないので、ギャンブルはできません。
  • キャッシュカードもクレジットカードもないので、お金を引き出せません。
  • さらに使ったお金はおつりと共にレシートも提出なので、ごまかすことができません。

 

逆に、ここまでされてもギャンブルをするのがギャンブル依存症なのかもしれませんが、そこまでしてやるギャンブルなんて楽しくないです。

 

そういうマインドに持っていくためにも必要ですし、効果が高いと思います。

定期的に個人信用情報を開示して借金の有無を確認する

半年もしくは1年に1回を目安に個人信用情報を開示させることをおすすめします。

 

定期的に個人信用情報を確認することで、借金の有無やクレジットカードの申し込み履歴が見れます。

 

ですから、隠れてクレジットカードや消費者金融から借金することできなくなるので、ギャンブル資金を調達することはできません。

 

 個人信用情報は、株式会社CICの情報を開示すると良いです。

 

殆どのクレジットカード会社や消費者金融が加盟しているのでまず間違いなく確認できると思います。

 

これをやることで、必ず本人の意識も変わると思います。

まとめ:ギャンブル依存症は家族の協力で回復することができる!

ギャンブル依存症は、本人1人で克服することはできません。

 

必ず、周りの協力が必要です。そして、それは家族であることが望ましいです。

 

家族の行動や接し方で、ギャンブル依存症当事者の行動は大きく変わる可能性があります。

 

そして、ギャンブル依存症から回復することができます。

 

本記事で紹介したことを実践すれば、少なからず良い方向に動くと思うので、ぜひ一つでも実践していただければと思います。

 

少しでもギャンブル依存症がこの世からいなくなることを願っています。



ブログランキング・にほんブログ村へ



このエントリーをはてなブックマークに追加
  • この記事を書いた人

ジュニパパ

ギャンブル歴15年(パチンコ・スロット・競馬) 2019年6月から断ギャンブル開始!脱ギャンブルから4年経過。 高卒で就職→借金180万(パチスロ)→完済→28歳で結婚→2児のパパ→34歳で借金300万(競馬)→妻に打ち明ける→両親に返済中。2024年1月現在、借金残り150万。